基礎代謝と肥満について

基礎代謝と肥満
基礎代謝と肥満
基礎代謝が低いと脂肪が蓄積しやすくなり、肥満の原因になります。肥満の中でもとくに内臓の周囲に脂肪がたまる「内臓脂肪型肥満」の人は高血脂症、高血圧や糖尿病など、さまざまな生活習慣病が起こりやすくなります。

また、女性の場合、「内臓脂肪型肥満」の人は月経異常の発生率も高いです。

 

肥満度を表すBMI値
肥満度を表すBMI値
肥満度を表す指標としては、もっともポピュラーなものにBMIというものがあります。18.5から25までが「正常範囲」という基準が発表されています。BMI値は体重(kg)÷身長(m)2で計算されます。

BMI値が高過ぎる場合は、肥満の疑いがあります。肥満は、外見の問題だけではなく、高脂血症や高血圧、糖尿病などの生活習慣病にかかりやすくなることがあるので、注意が必要です。基礎代謝やBMIに加え、市販の体脂肪計などで体脂肪率をチェックすると現在の肥満度がさらに詳しく分かります。男性で15%~20% 、女性で20%~25% が「正常範囲」とされています。

 

洋なし型肥満とりんご型肥満
洋なし型肥満とりんご型肥満
皮下のある脂肪細胞に蓄積されている体脂肪を皮下脂肪といいます。特に、お腹まわりや腰、お尻、太ももなどの皮下に多く見られます。女性に多く見られるのが、この皮下脂肪をため込んだ「洋なし型肥満」です。

一方、内臓の周囲に蓄積され、内臓を固定し、クッションの役割を果たしている体脂肪を内臓脂肪といいます。外見からは蓄積されていることが分りにくく、増えすぎると生活習慣病を招きます。男性に多く見られるのがこの内臓脂肪をため込んだ「りんご型肥満」です。

 

内臓脂肪型肥満
内臓脂肪型肥満
基礎代謝が低いと脂肪が蓄積しやすく、肥満の原因になります。肥満の中でもとくに内臓の周囲に脂肪がたまる「内臓脂肪型肥満」の人は高血圧や糖尿病など、さまざまな生活習慣病が起こりやすくなります。

肥満に伴って起こりやすい病気は他に、睡眠時無呼吸症候群、性ホルモン異常、心筋梗塞などもあります。生活習慣病は単独で起こるより相互に複雑な関係を持ちながら進展するので普段から予防が必要です。

 

隠れ肥満とは
隠れ肥満とは
肥満とは見た目や体重などで判断できるものではありません。人間の体を構成する三本柱は、水分と筋肉と脂肪です。一番多いのが体重全体の約50~60%を占める水分です。次に多いのが脂肪です。見た目のスタイルや体重は同じでも、体脂肪の割合が大きければ、痩せていても太っている隠れ肥満ということになるのです。

また急激なダイエット&リバウンドを繰り返していたり、慢性的に運動不足でいると、筋肉量が減って体脂肪が増えてしまう「隠れ肥満」になります。標準体重で隠れ肥満の人は体脂肪の割合が多い分、筋肉や骨、内臓などが痩せていることになります。標準体重に安心している隠れ肥満人工が意外に多く、肥満の進行が見えないからこそ危険なのです。

 

基礎代謝が低い傾向の体質・症状
一般に健康な人は筋肉量が少ない人ほど基礎代謝が低くなります。さらに次のような体質、症状のある人は基礎代謝が低い傾向にあります。また、短期間でやせるダイエットや単品ダイエットなど無理なダイエットを行うと、基礎代謝を下げてしまう場合もありますから注意しましょう。

基礎代謝が低い傾向の体質・症状
体温が35.9℃以下である。
月経不順である。
手足が冷える(冷え症)。
疲れやすく、朝まで疲労が残る。
あまり汗をかかない。
少し食べただけですぐ太る。
肩こり、腰痛がある。
普段、体を動かすことが少ない。
顔色が悪い。
血圧が低い。

基礎代謝と遺伝
基礎代謝と遺伝
一般に基礎代謝には遺伝的な要素があり、基礎代謝が低いと太りやすい体質の傾向にあると考えられていますが、運動をすることによって筋肉量を増やし、基礎代謝を高めることは可能です。

太りやすい体質の人は自律神経の活性が鈍く、DIT(食事誘導性体熱産生=咀しゃくや消化、吸収、代謝など食事にともなうエネルギー消費)が弱く、基礎代謝も低い傾向にあります。

肥満の原因は、「遺伝30~40パーセント、環境60~70パーセント」といわれます。太りやすい体質の人が、食べ過ぎや誤った食習慣、運動不足などの環境に置かれてはじめて肥満が起こります。

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