AWSからAzureに移った感想

概要

昨年までAWSを使ってましたが、今年から会社都合でAzureを使うことになり、だいたい1年が経ちました。
最初は「どっちも同じクラウドでしょ」くらいの認識でしたが、使っているうちに色々と感想というか不満が溜まってきたのでここに吐き出します。
両社のサービスを比較してうんぬん・・・みたいな話ではなく、だいたいAzureの管理画面への不満(ただの感想)とかなのでご了承ください。

感想

ポータルがもっさりしている

Azureのポータルは全体的に動作がもっさりしている印象です。
AWSと異なり最初に弄るサービスを選択する形ではないので、その分一つの画面で操作できることが多く、画面遷移していくと迷子になってとりあえずTOP画面に戻ることも多いです。
一覧でリソースの状態が反映されるのも遅いので「あれ?全然VM起動しないな?」と思って更新すると起動してたりします。(これはAWSでもあったかも)
なおポータルのTOP画面はタイル状になっていて自由にカスタマイズできるようになっていますが、使いみちがわからず全然使っていません。

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ポータルTOPのタイル編集画面。全然使いこなせず・・・

ポータルの画面遷移がわかりにくい

AWSだとVM一覧画面で一緒に使いそうな機能(セキュリティグループとかボリュームとかAMIとか)が表示されているので楽なのですが、Azureだとサービスごとに分離されているので遷移が割りと面倒です。
また詳細画面に行くたびに画面がどんどん右方向に伸びていくのもなかなか慣れませんでした。モニタの解像度が低い人は大変そうです。
少し前までは「この機能は旧ポータルでしか使えません」と言われて旧ポータルに遷移したものの、その後画面遷移していくと結局新ポータルに戻ってくる、みたいなたらい回し現象もありましたが、最近はひととおり新ポータルでできるようになりました。

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右に伸びていく設定(図は4連鎖。最大6連鎖くらいは見たことがある気がする)

アカウントと環境への紐付けがわかりにくい

Azureではログイン自体はMicrosoftアカウントで行うので、複数の環境にアクセスできる権限が設定されていれば、ログイン後に環境(ディレクトリと表現されています)を切り替えることができます。
アカウント作成時に付与される個人用の環境(既定のディレクトリ、という名前ですがわかりにくい…)と会社等で使っている環境をコロコロ切り替えることができるので、最初は「便利じゃーん」と思っていましたが、
環境が増えてくると自分が今どの環境にいるのかわかりづらく(Azureに限った話じゃないかもしれないけど)、複数環境を2画面で見たいときに不便だったりします。
複数のMicrosoftアカウントを持っていて、それぞれに割り当てられている環境を見たいときは仕方がないので複数ブラウザで見たりしてます(これは使い方が悪い気がする)。
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モザイクかけたら全然わからなくなりましたが、6つ以上の環境を行き来してます

入力項目が多い

AWSに比べて、リソースの作成や設定時にやたらと入力項目が多い気がします。
例えばセキュリティグループのルールを一つ作るだけでも、管理用のルール名や優先度(重複禁止)を入力する必要があり、担当者の頭を悩ませます。
そのためか「詳細設定」みたいなボタンを押さないと詳しい設定は見えなくなってたりする場合もありますが、これはこれでわかりにくいです・・・
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セキュリティグループのルール追加画面。説明以外は必須項目。SSHで繋げるようにしたいだけなのに

リージョン別に分かれてない

AWSの場合はリージョン単位で画面が表示されますが、Azureは全リージョンのリソースが一緒の画面に表示されます。
複数リージョンにまたがって色々作っている人は便利なのかもしれませんが、東日本しか使わない人はリソースを作るたびに東日本リージョンを選択する必要がありちょっと面倒です。

VM削除時にゴミが残る

VMを削除しても紐付いていたNICとディスクが残ります。AWSみたいに一緒に消すオプションが欲しい。
NICが単体のリソースとして管理されるのも正直わかりにくいです・・・

日本語/英語表示がコロコロ変わる

AWSのポータルもあるときから日本語に変わりましたが、Azureは表示が日本語になったと思ったら急に英語に戻ったりします。
別に何か困るわけではないんですが、急にVMのステータス表示が「実行中」から「Running」に変わったりして少し戸惑います。そして慣れてきたころに日本語に戻る・・・

設定が即反映されるときとされないときがある

リソースの設定画面で設定を変更するときの話なんですが、画面によってボタンやブルダウンで選択すると即設定が反映される場合と、
設定を変えた後に「確定」とか「保存」みたいなボタンを押すと反映される場合の2パターンがあり困惑することがあります。
どんな設定ができるのかなーと思って見てたら即反映されたり、逆に設定が反映されないなーと思ったら「確定」してなかったみたいなことがあります。
VMに新規ディスクを追加するときなどは、いったんディスクの作成画面に遷移するのでそこでディスクの設定を「確定」してから元のVMの画面で設定を「保存」する、みたいなこともあり複雑です・・・

リソースグループが乱立する

Azureでは複数のリソースをまとめたリソースグループというのを作ることができます。
同じアカウントで開発用の環境と本番用の環境を作るときなどに、それぞれリソースグループを分けておくと便利・・・なのですが、
サービスによってはとにかく勝手に新しいリソースグループを作ろうとするものがあったりして、注意しないとわけのわからないリソースグループがたくさんできてごちゃごゃになることがあります。
毎回「このリソースをどのリソースグループに入れるか」を設定しないといけないのも少し面倒です。
でもリソースグループを中身ごと一発で消せるのは便利です。嫌になったら丸ごと消せます。

サポートが凄い丁寧

日本語サポートの速さと丁寧さはAzureの方が良かったです。(AWSもここ1年で変わってるかもしれないけど)
場合によっては即電話が来たりして非常に助かります。
問い合わせクローズ後に「今回の対応はいかがでしたか?」みたいな電話が来ることまであり驚きました。(要注意顧客リストみたいのに載ってないと良いのですが)
ただAWSに比べてそもそもサポートに問い合わせるような事態(障害とか)が多いような気も・・・

最後に

思わず会社の昼休みに書き殴ってしまいましたが、Azureさん今後もよろしくおねがいします。

[追記]思い出したものがあれば順次追加していこうと思います。
同じような感想(不満)がある方はコメント頂けると励み(?)になります。

[追々記]予想以上に反響があって驚きました。
決して「AWS最高!」とか「Azureはダメだ!」とかを言いたいわけではなく、使っていくうちに溜まってきた胸のもやもやを単に書き殴ってみた感じなのですが、
不快に思われたAzure使いの方がいたらごめんなさい。
なお私の会社ではAzure以外のクラウドは利用禁止になりました。今後ともよろしくお願いいたします。

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